2015/06/24

学校法人の会計システム


学校法人会計の元帳は通常、総勘定と資金収支の2系列となっています。理論的には1取引に対して2つの仕訳が発生することになりますが、それぞれをシステムに入力するのはあまりにも繁雑ですから、通常は片方の仕訳のみを入力して他方は自動的にプログラムが判断して計算します。

 企業会計のソフトウェアを意識して開発している場合は、総勘定入力方式になります。通常の処理は特に学校会計ということを意識せずに入力できます。

資金収支ベースとして開発する場合は、当然資金収支科目入力方式をとります。

総勘定入力方式・資金収支科目入力方式を比較した場合、それぞれに長所・短所はありますが、総勘定入力方式であれば学校会計になれた担当者であっても科目に~収入、~支出とつかないだけで違和感はなく、企業会計だけしか知らない新しい担当者も従来の知識だけで使い始められるという点で総勘定入力方式が優位であるといえるでしょう。

2015/06/17

予算書の作成と様式・提出方法


 予算は教育研究活動の計画であるが、教育研究活動の実施は予算の実行であると位置付けられます。なぜなら教育研究活動の実施は、資金の収支または財産の増減としてとらえられるからです。また、実行された予算は、予算と常に対比され、教育研究活動が計画通りに進行されているかどうかが検討されます。さらに予算は積極的な役割を果たすものです。すなわち計画(Planning)、調整(Coordinating)、管理(Controlling)の3つの機能であります。


 収支予算書の様式や作成要領は、法令で特に定められていません。ここで述べている予算に関する詳細は省略しますが、下記の点に留意して下さい。



2015/06/10

学校法人会計の40年ぶりの改正

 すでにご承知かと思いますが、「学校法人会計基準の一部を改正する省令」(平成25年4月22日文部科学省令第15号)が公布され、平成27年度(都道府県知事所轄学校法人は平成28年度)以後の会計処理及び計算書類の作成から適用されることとなりました。

 また、この改正に伴い、25年9月2日に文部科学省高等教育局私学部参事官より「学校法人会計基準の一部改正に伴う計算書類の作成について(通知)」が発出され、さらに26年1月14日に日本公認会計士協会より「「学校法人会計基準の一部改正に伴う計算書類の作成について(通知)」に関する実務指針」が公表されました。